弱虫男子

え!?あれ!?


このプリント一回折ってるし!


確かに汚れはないけど…


てゆーか名前!!

書いてるじゃん。



俺は笑いをこらえながら背中をつついて、



「ありがとう」



と言った。


するとヤスは

ちょっとうなずいて、


そのままうつぶせて寝たふりをしたので


俺はもう

笑いをこらえられなくなってしまった。