弱虫男子

「女子も呼んでさ、

クリスマスパーティーしようぜ!

あ、のぶは無しな。彼女持ちはダメ。

お前は来るだろ?」



「えっ!俺いいよ。

去年みたいによっちゃんたちと騒ごうぜ。」



いきなり振られた質問に

小学校からの仲良しの名前を出したら

ヤスが恨めしそうに俺をニラんだ。



助けを求めるような気持ちで

のぶたちに目をやると、

彼女持ち組は作戦会議を始めていた。



はっきりしない態度にしびれをきらして

ヤスが切り出す。



「よっちゃんは彼女できただろ!」


「そっか。

じゃあ誘っても来ないかな?」