弱虫男子

ニット帽を外してかばんに押し込む。


彼女はきっと好きになってはくれない。



目の前を歩く小さなシルエットに

ちょっとモヤモヤした気持ちを抱いた。



”ごめん”


って思ったとこなのにな。




ずっと見てきたから

彼女のことは良くわかるんだ。



どういう男を好きになるかも。