せっかく俺の時間がきたのに、いきなり

テンション下がるようなことを言ってきたのは


やっぱりヤスだった。



「マジ?俺もうここらでいいんだけど」


「はぁ~?何センチになった!?」



白状しろ!

とばかりに俺に詰め寄ってくる。



「たぶん84・5。

お前は?」



ニヤニヤしながら頭に乗せてやった俺の手を

噛み付きそうな勢いで振り落とす。



「セコいっ」



言い捨てるヤスはどう見ても可愛い。

お前のがセコいって。