弱虫男子

戦略的な白肌も

成長途中みたいな指先も


何もかもが

俺を虜にする

武器のように見えた。



ゴミ箱を捜して

立ち上がろうとした

彼女の手首を掴んで


黄昏を待たずに

キスをした。




彼女はゴミを捨てて、

俺たちはまた

ベッドにもたれて


ただ画面を眺めている。