弱虫男子

残り数センチというところで

前川ゆう子が身体を

滑り込ませて入ってきた。


いきなりやってきた前川が

ふざけて俺につきまとう。



「ね、ね、あたしたち

付き合わない!?」



俺は思わず吹き出して


「いいぜー」


と肩を抱いた。



「イエー」


と両手でピースして

ヤスにアピールする前川を


ヤスは無視して

単語帳に目を落とした。