弱虫男子

こういう子が一人いると、

同じクラスの女子たちは


気が休まらない。



自分たちがひどく幼く思えるんだ。


だけど、ああなりたいとも思えない。


だから避けられる。




「募集中?」


俺は前川の前の席に腰掛けた。



「うわ!

もうだいぶ解けてんじゃん!」



「解けたんじゃなくて、解いたの。

それより、いいの?」



前川は彼女をチラッと見た。