弱虫男子

「適当に二人一組になって、

授業の終わりに提出してください。」


若い教師が突然、俺たちに

試練を与えた。



勝手に決めてくれたら

みんな誰とだってうまくやるのに。




やっぱり前川ゆう子は

相手を見つけられていない。


他の女子はすぐに相手を見つけて、


というか最初から決まっていて

自動的にペアになっていく。



一つの席に二人で座って

友情を確認しあっている子達もいる。



なのに前川は顔色一つ変えないで

課題を進めていた。