弱虫男子

「ヤスおいで」


近づいてきたヤスを

半ば強引にひざまづかせる。



まだ切ってなかったんだな。


そういえばずいぶん

ほったらかしにしていた。


ヤスも、穏やかな日常も。


前髪は以前より伸びて

まとめやすくなっていた。




邪魔なモノをすっきりさせて、


俺は休み時間には野球をする

日常を取り戻した。



彼女ともいい距離を保ってている。


”即かず離れず”ってやつ?


それが人間らしく生活できる



ギリギリの距離だった。