僕らは進む、青空の下

挨拶が終わって席を離れる


「あ、あの、前川さんっ……!」


不意に名前を呼ばれ、声の方へと振り返ると、


そこには、私より少し背の低い女の子がいた


女の子は少し顔を紅くさせ

「私、香坂彩花(コウサカ サヤカ)って言います

あの、前川さんの自分を飾らない所がいいなっておもって……

もし良かったら、仲良くして下さいっ」


そう言ってガバッと頭を下げる目の前の子

挙動不審で、同級生なのに恭しくて、なんだか可愛い


「うん、よろしくね

私の事は美子(ミコ)って呼んで

あと敬語とか必要ないから」


私の言葉に顔を上げた彼女は、

とても嬉しそうな表情をしていて

「うん! 美子ちゃんって呼ぶ!

私も彩花って呼んでね」


そして二人で笑い合った