「ま、前川っ」

前川の元へと駆け寄ると、

前川と香坂は同時にこちらを向き、

俺をキッと睨みつけた


「本当にすいませんでしたぁ!!」

がばっと頭を下げる

それでも尚、表情の変わらない前川と香坂


俺の声が大き過ぎたために、

練習をしていた人も皆こっちを見ている