僕らは進む、青空の下

音楽室へ駆け込み、前川の姿を見つけると、

俺は前川へ走り寄った

「前川!」

「あ、先輩!」

俺の方を向いて、期待に満ち溢れたような顔をする前川


「練習、頑張ろーな!」

俺はそう言うと、楽器庫へと駆けていった

よし!前川の顔を見て、やる気が充電されたぞ!

今日も夏コンに向けて頑張ろう!!


「え、あの、先輩……?」

そんな前川の呟きなど気付きもせずに───