もしも君を愛すなら……。

「好きだって……ちゃんと言わせろよ……。馬鹿が……っ」


今更どうしようもない、自分勝手な言葉を吐きながら、俺は独りで、泣いた。


佳穂のこれまでを想うと、止めどなく涙が溢れた。


佳穂は今、恐らく海の上だろう。


そして、電話をしても、出ないだろう。


だったら、


「一年後とか……」