しばらく歩いて、向かったのは中庭。 ここは、もう俺にとって特別な場所になっていた。 放課後ということもあってか、人気がないだけでなく、人の声すらも聞こえない。 静かだった。 その場所で、俺は佳穂からだという手紙を開いた。 中には半分に折られた便箋が入っており、そこには丁寧な字で、文章が綴られていた。