恋愛と失恋の果てに。


えっ?課長……?

あまりにも素っ気ない態度に驚いてしまった。
だが、すぐにハッと気づく。

ここで下手に話しかけたら
変に疑われてしまう。
関係ないと思わせた方がいいだろう。
そう言うことですよね……?

課長を見つめながら思った。

自分のデスクに行くとさっき聞いてきた
同期の子が 
「尾野さん。ごめん……変に疑って。
でも驚いたよねぇ~課長に離婚経験があったなんて」
苦笑いしながら言われる。

どうやら誤解は、解けたようだ。

「うん。そうだね」

その後も何とか仕事をこなして行く。
頼まれた仕事を片付け
私は、帰る身支度を始める。
すると課長が私に

「尾野。帰る前で悪いが
これを資料室まで取って来てくれ」
そう言って指示をしてきた。

これって……

「は、はい。分かりました」
私は、すぐに返事をする。

これは、課長と話せるチャンスだわ!!
メモを受け取り急いで資料室に向かった。