恋愛と失恋の果てに。


「梨々花。彼女は、関係ない。
勝手なことを言って彼女を巻き込むな!!」

関係ない……。
胸がズキッと痛む。

すると梨々花ちゃんは、泣きながら
「何よ……パパは、この女の味方をする気なの?
パパだって……悪いんじゃない。
ママが居るのに……私のことなんてどうでもいいの?
パパの馬鹿!!大嫌い」
そう言って叫ぶと走って行ってしまった。

「梨々花!!?」
課長は、慌てて叫ぶが無視して行ってしまう。

私は、頭が真っ白になる。

そうしたら課長は
「尾野、すまない」
私にそれだけ言い梨々花ちゃんを追いかけて
行ってしまった。
1人ポツリと取り残されてしまう。

ほんの一瞬の出来事だった。

周りを見るとコソコソと内緒話をされていた。
不倫の末の揉め事だと思われたかもしれない。
だが私には、そんなこと考えている気力もなかった。

それからどうなったか分からない。
どうやって帰ったのかも分からないでいた。

梨々花ちゃんは、私と課長の付き合うことを
よく思っていない。
むしろ嫌がって泣かしてしまった。

課長は、梨々花ちゃんの想いに対して
どう思ったのだろう……?
待つことしか出来ない私は、苦しくて辛い。