恋愛と失恋の果てに。

 
まるで告白をされている気分だ。
課長のことをさっさと諦めて俺を見ろと……そんな風に言われているようにも聞こえた。

「それって……」
心臓がドクッと高鳴る。

「あんたさ……もっと自分に自信を持ったら?
あんたは、あんたのままでいいんじゃないの。
俺は……一途なあんたは、嫌いじゃない」
真っ直ぐと私を見て言ってくる。

一途なあんたは、嫌いじゃないって
じゃあ、好きってこと……?

「まぁ……ウジウジしているあんたは、嫌いだけど
ウザいんだけど……さっきからめそめそと」
ドキッとした瞬間。
またもや突き刺さることを言ってくる。

ウザいって……酷い。

「どうして、そう言い方をするんですか!?
もう……」
頬を膨らませて怒るとクスクスと笑われた。
また、からかってきた……。

恵斗さんは、たまに分からなくなる。
真剣に言っていると思ったら、からかってきたり
どっちが本音なのか分かりにくい。
ただ……私の反応を見て面白がってるだけ?

そうしたら、またクスッと笑われ近付いてきた。
「冗談だ……」

えっ……?
心臓がドキッと高鳴っている間もなく
恵斗さんにkissをされてしまう。

私は、唖然とする。
だがその瞬間、阿部さんの顔が浮かんだ。