恋愛と失恋の果てに。


「おい、無闇に触るな!!
俺のツレに何か用か?」

まさか……

まさかの佐々木課長が現れたのだ。
心臓がさらに激しく高鳴る。
震えるぐらいのに変な脂汗が出てきた。

何で?なんで……ここに居るの?

するとナンパしてきた男性達は、
課長には、睨まれると慌てて逃げ出してしまった。

私も同じように逃げ出したかった。
私は…幻覚を見ているの?
動揺を隠せないでいた。

「大丈夫か?尾野。
たまたま仕事の打ち合わせで外に出ていたところだ。
それより……立てそうか?」

課長は、心配そうに私に手を伸ばそうとしてくる。
やめて……これ以上私の心を乱さないで。

「だ、大丈夫です……」
必死に私は、それを拒んだ。

「そうか………無理だけはするなよ。
それと、この前は……すまなかったな。
お前を困らすつもりなんて無かったのだが
嫌われてしまったのなら……仕方がないよな」

えっ……?

「それじゃあ……もう行く。
課長は、悲しそうな表情をすると立ち去ろうとする。
違う……。