人前で言っていたら
きっと周りの人は、驚いただろう。
するとまた、すぐに返事がきた。
『大丈夫。近くに人は、居なかったから(笑)
もっとやり取りをしたいけど
今から会議があるんだ。
12時に〇〇駅まで来てくれたら迎えに行くから
じゃあ後で』
そう言われた。
近くに人が居なかったんだ。
フフッ……思い出しただけでも笑みが溢れてしまう。
阿部さんは、落ち込んでいる時に
いつも励ましてくれる。不思議な人だ。
それから11時過ぎぐらいに私は、支度をして
指定された駅に向かった。
着いて阿部さんが来るのを待つ。
しかし、待っている間。
激しい動悸がまた起きてしまった。
やっぱり課長と背丈が似ているスーツ姿の男性を
見ると動揺してしまう。
息が出来ないぐらいに苦しい。
身体がガタガタと震えてしまう。
しゃがんでいるとチャラそうな男性達が声をかけてきた。
「お姉さん。大丈夫?」
「顔色悪いねぇ~せっかくの可愛い顔が台無しだよ?
勿体ない……良かったら俺らが介抱しょうか?」
これは、ナンパってやつかしら?
でも、そんなことを考えている暇もなかった。
苦しい……。
「大丈夫?」
ナンパしてきた男性が私に触ろうとしてくる。
触らないで……そう思った瞬間だった。



