「待って」 伸ばした手は届かず 届きたい何かが遠くなっていく。 「行かないで」 2回目のさようならは言いたくないから。 昨日みた夢のつづきが知りたくて。 でも、どうしたらあの夢にたどり着けるのか 私は知らない。 消えそうな記憶だけを頼りに、辿っていく。