君はオオカミくん


ちなみに理花は班が決まったので先生に報告しに行ってくれてる。

その間、私を含めた3人はまだ紛争中だ。
正確には私と姫宮くん

「私関係ないじゃない!巻き込むなんて酷い!」

「アンタに似てるって言われてムカってきたんだよ」

可愛い顔して言い返してくるなんて…そう思って更に負けずと言い返そうとしたら時田くんが口を開いた。

「……ねえ。姫宮くん」

「な、なんだよ」

明らかに期限が悪いときの低い声で姫宮くんを呼ぶ時田くんに驚いた表情で姫宮くんは答えた。

「随分仲良しだね、杏ちゃんと姫宮くん」

「は?」