引っ張られた私は
バランスを崩して
私は竜に抱きしめられる形になった


「あっ!ご、ごめん
痛かったでしょ」

「・・・」

「・・・竜?」


何度話しかけても竜は目をそらして
私を抱きしめたまま
返事をしてくれない

やっぱり今日、竜 変だ


「ねぇ!竜ってば」


私が身をよじりながら
そういうと

竜は私を抱きしめてる腕を
さらに強めた

「りゅ、竜?」

「・・・」

「ねぇ今日どうしたの?りゅ
「好きだ」

え・・・
いま、なんて言った?


「えっまって嘘だ」

「嘘なんかじゃねーよ
小さい時から、ずっと好きだった・・・っ」


うそだよ

だって私たち

幼なじみで

ずっと仲良しの友達だと思ってたのに・・・



竜は思ってなかったってこと・・・?



「そんな・・・」

「ほんと。
これを言うために今日呼んだ。」


竜は固まった私を抱きしめている腕を少し緩めて
顔を覗いてきた

竜の顔はどこか切なそうで。

私は胸が苦しくなった


「風恋・・・」


竜の顔が近づいてきて
私はハッとした


「ーーっ!」


竜の胸を思いっきり押した。

竜の力が緩まったすきを見て
ドアまで走った


ドアノブに手をかけた時

後ろから竜に抱きしめられて
抵抗するも力がかなうわけない。


部屋から出れなくなってしまった


「はっ離して・・・」


私が逃げようとすると
竜は私を持ち上げ
ベットにそっとおろした

私が慌てておりようとすると

竜が私の手首をつかみ上に覆いかぶさってきて
見動きが取れなくなってしまった。


「り、竜
お願い・・・やめて」

いつもと違う竜が怖くて
声がうまく出ない

「風恋・・・風恋、好きだ」

少し息切れした竜の顔が
どんどん近づいてくる



誠也、助けてっーーー!



そう思った時にはもう遅くて。

竜の唇が私の唇に重なった


「や・・・ふっ 」

何度も角度を変えてキスしてくる竜

「ーーはっ 風恋っ」


やだ

やだよ 助けて


誠也・・・っ 誠也以外の人とこんなことしたくない・・・!!


そんな思いとは裏腹に

竜の行為はどんどん激しくなっていって

唇から頬、首、鎖骨と唇が降りていく


逃げたくても上に乗られてて
両手首は竜の片手で押さえられてて


嫌で。怖くて。
今すぐここから逃げたくて。


「ハァハァハっ 大丈夫だよ