タイマーがなると、服を着替え、部屋を出る。
フロントスタッフに鍵を渡した。
「じゃあ、リリちゃん、今日もありがとうね」
高橋は少し寂しそうにリリカを見た。
「いいえ、こちらこそありがとうございます。気をつけて帰ってくださいね」
リリカは微笑みながら高橋を見つめた。
それじゃあと高橋は言い、歩いて去った。
寂しそうな顔を見るとリリカも少し気分が落ち込んだ。
高橋はいつも笑いながら帰るのに、今日は違った。
高橋の告白を断ったから?リリカはいろいろ考えた。
でも、このあとまだ5人も相手しなければならない、そう思うといちいち考えてるのがしんどくなった。
ビルへ戻りまた待機部屋に戻った。
