私は振り返ることもしないで、真っ直ぐにアパートに帰った
けれど、後から思えば私はとんでもないことを仕出かしたと後悔する
「うわ~、どうしよう!殺気出しちゃったじゃん!!バレたらどうしよう~;;;」
ベッドにダイブしながら落ち込む私
そんな時、携帯が震えてたので制服のポケットから取り出すと莉子からラインがきていた
“響!アタシちゃんと言えたよ!ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ”
「…“良かったね!”っと、送信」
どうやら莉子は上手くいったようで私は安心した
ラインの返事を返すと直ぐに莉子からまたラインが来た
“それで明日の放課後は青木君とデートなんだ♪”
なんだか今の莉子の表情分かるくらい嬉しそうなラインがきていた
私は思わず笑ってしまう
「“じゃあ、明日は楽しみだね(^^)”っと、んー、こんなのでいいか…」
ラインを返して私は携帯を机に置くと、制服を脱ぎ部屋着のジャージに着替えた
…莉子に私は“幸せ者”だと言った事は嘘ではない
けれど、それを素直に心から受け止められない私は莉子に“嘘”を言った事になる
少しだけ胸がチクリと痛んだ
私はきっと“幸せ者”にはなれないと思うから


