「素敵なお店ですねー。お店オープンするって聞いて、ずっと来たいなって思ってたんですけど、なかなか来れなくて。今頃すみませんっ」
カウンターの席から店内を見渡していた薫は、直純に向き直ると肩をすくめて笑った。
そんな仕草も綺麗で、作業の手を動かしながらも夏樹は気になって、ついつい視線が彼女へと向かってしまう。
「いや、来てくれて嬉しいよ」
直純は、とても嬉しそうだ。
「でも、驚いたわ。野崎さんが直純先生のお店でアルバイトしてたなんて…。凄い偶然よね?」
突然話を振られ、夏樹は内心で慌てながらもゆっくりと頷いた。
「…そうですね」
そんな二人の様子を見て、直純は首を傾げた。
「何…?二人とも知り合い?そう言えば、その制服って…」
どうやら、夏樹が普段着ている制服と同じだということに気付いたらしい。
「そう、彼女とは同じ学校なの。ねっ?」
キラキラした笑顔で同意を求められて、夏樹は「ハイ」と小さく頷いた。
(直純先生を『先生』って呼んでるってことは、もしかして早乙女さんも空手をやってたりするのかな…?)
片付けの手を動かしながら、そんなことを考える。
カウンターの席から店内を見渡していた薫は、直純に向き直ると肩をすくめて笑った。
そんな仕草も綺麗で、作業の手を動かしながらも夏樹は気になって、ついつい視線が彼女へと向かってしまう。
「いや、来てくれて嬉しいよ」
直純は、とても嬉しそうだ。
「でも、驚いたわ。野崎さんが直純先生のお店でアルバイトしてたなんて…。凄い偶然よね?」
突然話を振られ、夏樹は内心で慌てながらもゆっくりと頷いた。
「…そうですね」
そんな二人の様子を見て、直純は首を傾げた。
「何…?二人とも知り合い?そう言えば、その制服って…」
どうやら、夏樹が普段着ている制服と同じだということに気付いたらしい。
「そう、彼女とは同じ学校なの。ねっ?」
キラキラした笑顔で同意を求められて、夏樹は「ハイ」と小さく頷いた。
(直純先生を『先生』って呼んでるってことは、もしかして早乙女さんも空手をやってたりするのかな…?)
片付けの手を動かしながら、そんなことを考える。



