それから皆で楽しく食事をして一時間半程が経過した頃、電話が掛かって来て並木だけが急きょ抜けることになった。
「冬樹は久し振りなんだし、ゆっくりしてけよな?また夕方連絡入れるからさ」
そう言うと「ご馳走さまでしたー!」と爽やかに野崎の家を後にした。
そんな並木を玄関先まで皆で見送った後、すっかり長瀬とも打ち解けて話をしながらリビングへと戻って行こうとしている冬樹の後ろ姿に、雅耶は声を掛けた。
「なぁ…本当にこの家に戻って来る気、ないのか?」
「えっ?」
冬樹は驚いたような目で俺を見た。
実は、ずっと引っ掛かっていた。
先日、夏樹が熱を出した日。別れ際に言った冬樹の言葉が。
『こっちに戻って来る気はないのか?』
そう聞いた俺に、冬樹が返した言葉。
『今は…雅耶がなっちゃんの隣にいてくれるでしょう?』
「さっき、並木さんが言ってたじゃないか。お前にとっても夏樹にとっても、お互いに必要不可欠な存在なんだって…。だったら、やっぱり二人は一緒にいた方がいと思うんだ。そりゃあ…大人になっても、いつまでも一緒にいられる訳ないって分かってるけど…。今まで離れ離れでいた分、せめて少し位っ…」
「冬樹は久し振りなんだし、ゆっくりしてけよな?また夕方連絡入れるからさ」
そう言うと「ご馳走さまでしたー!」と爽やかに野崎の家を後にした。
そんな並木を玄関先まで皆で見送った後、すっかり長瀬とも打ち解けて話をしながらリビングへと戻って行こうとしている冬樹の後ろ姿に、雅耶は声を掛けた。
「なぁ…本当にこの家に戻って来る気、ないのか?」
「えっ?」
冬樹は驚いたような目で俺を見た。
実は、ずっと引っ掛かっていた。
先日、夏樹が熱を出した日。別れ際に言った冬樹の言葉が。
『こっちに戻って来る気はないのか?』
そう聞いた俺に、冬樹が返した言葉。
『今は…雅耶がなっちゃんの隣にいてくれるでしょう?』
「さっき、並木さんが言ってたじゃないか。お前にとっても夏樹にとっても、お互いに必要不可欠な存在なんだって…。だったら、やっぱり二人は一緒にいた方がいと思うんだ。そりゃあ…大人になっても、いつまでも一緒にいられる訳ないって分かってるけど…。今まで離れ離れでいた分、せめて少し位っ…」



