プリズム!

「清香先生と長瀬は初めてだったよね?紹介するねっ」


後からやって来た二人を、夏樹が間に入って緊張気味に紹介を始める。

「兄の冬樹と、こちら並木さん」

「冬樹です。妹が色々お世話になってます」

微笑みを浮かべて律儀にお辞儀をする冬樹と、

「こんにちは。並木ですー。冬樹とは色々仕事手伝って貰ってる仲です。今回は便乗(びんじょう)してついて来ちゃいました。ヨロシクお願しまーす」

軽く頭を下げると、にこやかに自己紹介をする並木がそこにはいた。


冬樹が現れるなり、夏樹の顔とずっと見比べていた長瀬が感嘆の声を上げる。

「わお!本当に夏樹ちゃんにそっくりっ!」

「確かに、本当良く似ているわ。でも、やっぱり小さな頃程瓜二つという感じでもないのね」

清香の方は、感心したように眺めている。

「あ…そっか…。清香先生とふゆちゃんは、初対面ってワケじゃないんだっけ…」

小さな頃、雅耶と三人で遊びに行ったことがあるのだから『再会』という言葉が正しい。

「僕、覚えてますよ。清香お姉さんのこと」

微笑みを向ける冬樹に。

「あら、嬉しい♪ありがとう」

清香は自らの両手を合わせると、嬉しそうに笑った。


冬樹は清香のことを覚えていたようだが、改めて清香や長瀬のことも二人に紹介をすると、挨拶はそこそこに、まずは皆で食事することにした。