そして、食事会に関しても「両校を取り持つお前が行かなくてどうする」「合同イベントの成功はお前に掛かっている」とまで言われる始末。
泣き言を言ってても仕方ない。引き受けた以上は、きちんとやらなければ…とは思う。思うのだが…。
(俺の楽しみだった学祭を返せ!)
…と声を大にして言いたかった。
(夏樹と回りたかったな…。今頃何処かで友達と食事でもしてる頃かな…)
今日の夏樹の可愛いらしいワンピース姿を思い出して、雅耶は少し切なくなった。
皆で食堂まで移動して来る途中、抜けられなくなったことをメールで連絡を入れると、夏樹からはすぐに返事が来た。
『こちらのことは、気にしないで』
メールには、そんな短い一言だけが書かれていた。
友達もいるし、長瀬もきっと一緒に行動しているのだろう。
だから、別に気にしないで大丈夫。…ということなのは分かる。
(…でも、それって何か…寂しいな…)
約束を守れなかった自分がそんなことを思うのは間違っているのかも知れない。
泣き言を言ってても仕方ない。引き受けた以上は、きちんとやらなければ…とは思う。思うのだが…。
(俺の楽しみだった学祭を返せ!)
…と声を大にして言いたかった。
(夏樹と回りたかったな…。今頃何処かで友達と食事でもしてる頃かな…)
今日の夏樹の可愛いらしいワンピース姿を思い出して、雅耶は少し切なくなった。
皆で食堂まで移動して来る途中、抜けられなくなったことをメールで連絡を入れると、夏樹からはすぐに返事が来た。
『こちらのことは、気にしないで』
メールには、そんな短い一言だけが書かれていた。
友達もいるし、長瀬もきっと一緒に行動しているのだろう。
だから、別に気にしないで大丈夫。…ということなのは分かる。
(…でも、それって何か…寂しいな…)
約束を守れなかった自分がそんなことを思うのは間違っているのかも知れない。



