俺はそれから、葵の事が頭から離れない。

毎日葵と登校するだけで、心臓が破裂しちゃうんじゃないかと思っちゃうくらいだ。

『飛鳥、あんたがんばんなさいよ?ねっ?』

そう言って葵は笑顔を俺に見せる。

そ、その笑顔は反則だろ////

『私もあんたの姉としてあんたの事見てるから。』

なんか胸がチクチク痛んだ。

だって今の言葉はまだ葵は俺の事を”弟”としか見てないって事だから。

『なー、葵。』

『な、何よ?』

『俺を弟扱いすんのもうやめてくんない?』