「そういえば、お名前なんですか?」
歳を伝えて数秒後。
気になったから、聞いてみた
「宮森 彼方っていいます」
「宮森...彼方さん...」
ほんと、顔にあった名前だなって思った
あ、人に名前を聞く時は自分も名乗らないと...
「あ、私は...」
「あぁ、知ってるよ、伊吹さんでしょ?
さっき看護師さんが言ってた。
苗字は?」
私、よく苗字も、名前みたいだねって言われるんだよなー
「苗字が伊吹です。
伊吹 真央です」
「あ、そうだったんだ...ごめん、失礼な事言って」
しゅんとするその表情も様になってた
「いえ、よく間違われるんで、全然気にしてませんよ」
「ほんと、すいません」
「そんな、謝らないでくださいよ、ふふ。
あ、同い年ですし、敬語やめません?」
「そっちがいいなら...僕は大丈夫です」
「なら、タメ語にしよ!」
「おけ、はは」
「真央っっ!!!」
「...?!
咲希!」
戸川 咲希(トガワ サキ)
私が事故にあった時に一緒にいた親友
「真央っ、真央っ、真央っ、大丈夫なの?!」
涙目で私に問いかける咲希。
そこまで、心配させちゃった...
「うん!元気元気!」
「おばさんから聞いたよ...!
5ヶ月くらい入院しなくちゃいけなくなったって!
ごめんね、私隣にいたのに」
と泣き始めてしまった。
歳を伝えて数秒後。
気になったから、聞いてみた
「宮森 彼方っていいます」
「宮森...彼方さん...」
ほんと、顔にあった名前だなって思った
あ、人に名前を聞く時は自分も名乗らないと...
「あ、私は...」
「あぁ、知ってるよ、伊吹さんでしょ?
さっき看護師さんが言ってた。
苗字は?」
私、よく苗字も、名前みたいだねって言われるんだよなー
「苗字が伊吹です。
伊吹 真央です」
「あ、そうだったんだ...ごめん、失礼な事言って」
しゅんとするその表情も様になってた
「いえ、よく間違われるんで、全然気にしてませんよ」
「ほんと、すいません」
「そんな、謝らないでくださいよ、ふふ。
あ、同い年ですし、敬語やめません?」
「そっちがいいなら...僕は大丈夫です」
「なら、タメ語にしよ!」
「おけ、はは」
「真央っっ!!!」
「...?!
咲希!」
戸川 咲希(トガワ サキ)
私が事故にあった時に一緒にいた親友
「真央っ、真央っ、真央っ、大丈夫なの?!」
涙目で私に問いかける咲希。
そこまで、心配させちゃった...
「うん!元気元気!」
「おばさんから聞いたよ...!
5ヶ月くらい入院しなくちゃいけなくなったって!
ごめんね、私隣にいたのに」
と泣き始めてしまった。

