恋日記

「まだ。まだ...わからないけれどその可能性がみんなより少し高いってだけなの。
大丈夫だからね、何も心配することないわ」

僕の手を握り小刻みに震えてる自分に大丈夫。大丈夫といいながら深呼吸してる母さん。

僕はそのとき「なんてことをしたんだ」って思ったよ

病気になったかもしれないぼくのせいでお母さんはかなしんでる

それから、病気が確実にあることがわかり、入院することにもなった。

最初の方は普通だったんだ。

「おれ、いつになったら退院できる?」

花瓶の花を取替えてる母さんに聞いた

「んー、もうすぐよ。すぐ治るわよ!
お父さんもそろそろ来るし入院生活のこと色々教えてちょうだい」

「うん!!」







「彼方ー!仕事で2日間来れなくてごめんなー」

スーツのまま駆け寄ってくる父さん

「はは、大丈夫だよ。
俺だってもう小さくないんだしそんな2日くらい」

「そーか?でも、父さんはさみしかったぞ」

「そう?」

そんな、他愛もない話をいつもしてた。






















































でも......