「莉子、おはよ」


後ろから声がして、

振り向くと親友の歩美がいた。


歩美「あら、今日はあんまり元気がないわ   ね?」

莉子「そうなの!
   
   朝から、このバカの世話しないとい   けないから、
   
   もう疲れちゃった〜」



未緒「なんだと!誰がバカだよ!」



歩美は、あたしたちの幼馴染。

そして、社長令嬢。

つまり、お嬢様!


そんなお金持ちの歩美と、

あたしたちは、

なぜか小さい頃から仲良し!


ママとパパ同士も仲良くて…。


なんでかは、わかりません!

まあ、別に理由なんてどーでもいいし!



だから、歩美は、あたしたちが兄弟だってこと知ってる。


未緒たちをみても、カッコイイとか言わないところがすっごい好き!




歩美「ほら、そろそろ行きましょ」

莉子「うん!」

あたしと歩美は、バカ三人をおいて、

どんどん歩いた。


一緒に登校するわけにもいかないし。

ばれたら、大変だもん。