あたしと歩美が
帰る用意を済ませて、教室を
出ようとした時、
聞き覚えのある声がした。
美緒「莉子、帰るぞ」
急に頭が重くなって、
上を見ると、
ニヤニヤしてる未緒がいた。
美緒「お前、ほんとにちっせーのな!」
莉子「うっうるさい!
小さくないし!
人が気にしてること、言わないでよ!」
頭に腕を乗せたまま、
話しかけてくる未緒。
おもっ!
縮むんですけど?!
美緒「おお?
この身長で
小さくないって言えるなんて、
莉子ちゃんの基準は
低いんでちゅね〜」
莉子「あたしは
赤ちゃんじゃないんだけど…?!」
……学校で、
未緒と話したのは初めて。
なのに……。
なんか普通に話してる。
すごい…。
正直、周りの視線が痛いけどさ…。
美緒「ほら、帰んぞ」
そう言って、
頭に乗っていた腕が、
あたしの二の腕をつかんだ。
莉子「未緒、待って!
あたし、今日ね、
用があるんだ…だから、
先帰ってて?」
美緒「……んだよ、
せっかく初めて
一緒に帰れんのにさ…
俺より大事な用って、なに?」
……なんかかわいい…。
すねてるの…?
まあ、生意気言ってても、弟なんだね〜。
……可愛いとか思ったのも
束の間。
未緒は、一瞬で
ドSに変わった。
美緒「なんで答えねーの?
彼氏?歩美も行くのか?
ちゃんと目、見ろ」
莉子「っ…?!」
あたしに顎くいというやつをやる未緒。
女子に慣れすぎでしょ!
こんなこと、自然にできないよ…!
莉子「やっ、やめて…!
未緒、みんな見てる!
恥ずかしいよ…?」
美緒「………////
……ほんとずりーわ///
(上目遣いとか…//)」
え?
なにが?
あたしの顔を見て、真っ赤になったけど…。
どーしたの?
歩美「莉子、急がないと!
待ってるかもしれないわよ?」
莉子「そーだね!すぐ行く!」
歩美の声で
用事を思い出した。
待ち合わせの時間も聞いてないから、
早く行かなきゃ!
未緒には悪いけど、
説明してる時間なんてない!
莉子「帰ってから話すから!
未緒、ちゃんと帰っててよー?」
歩美「美緒ちゃん!ごめんね!」
未緒は、歩美をにらんでる……。
なんに対しての、ごめんなんだろ…?
帰る用意を済ませて、教室を
出ようとした時、
聞き覚えのある声がした。
美緒「莉子、帰るぞ」
急に頭が重くなって、
上を見ると、
ニヤニヤしてる未緒がいた。
美緒「お前、ほんとにちっせーのな!」
莉子「うっうるさい!
小さくないし!
人が気にしてること、言わないでよ!」
頭に腕を乗せたまま、
話しかけてくる未緒。
おもっ!
縮むんですけど?!
美緒「おお?
この身長で
小さくないって言えるなんて、
莉子ちゃんの基準は
低いんでちゅね〜」
莉子「あたしは
赤ちゃんじゃないんだけど…?!」
……学校で、
未緒と話したのは初めて。
なのに……。
なんか普通に話してる。
すごい…。
正直、周りの視線が痛いけどさ…。
美緒「ほら、帰んぞ」
そう言って、
頭に乗っていた腕が、
あたしの二の腕をつかんだ。
莉子「未緒、待って!
あたし、今日ね、
用があるんだ…だから、
先帰ってて?」
美緒「……んだよ、
せっかく初めて
一緒に帰れんのにさ…
俺より大事な用って、なに?」
……なんかかわいい…。
すねてるの…?
まあ、生意気言ってても、弟なんだね〜。
……可愛いとか思ったのも
束の間。
未緒は、一瞬で
ドSに変わった。
美緒「なんで答えねーの?
彼氏?歩美も行くのか?
ちゃんと目、見ろ」
莉子「っ…?!」
あたしに顎くいというやつをやる未緒。
女子に慣れすぎでしょ!
こんなこと、自然にできないよ…!
莉子「やっ、やめて…!
未緒、みんな見てる!
恥ずかしいよ…?」
美緒「………////
……ほんとずりーわ///
(上目遣いとか…//)」
え?
なにが?
あたしの顔を見て、真っ赤になったけど…。
どーしたの?
歩美「莉子、急がないと!
待ってるかもしれないわよ?」
莉子「そーだね!すぐ行く!」
歩美の声で
用事を思い出した。
待ち合わせの時間も聞いてないから、
早く行かなきゃ!
未緒には悪いけど、
説明してる時間なんてない!
莉子「帰ってから話すから!
未緒、ちゃんと帰っててよー?」
歩美「美緒ちゃん!ごめんね!」
未緒は、歩美をにらんでる……。
なんに対しての、ごめんなんだろ…?

