「ねぇ、………さん………」
血だらけで横たわる彼女は同じ様に血だらけで横たわる彼に言う。
『また、逢いましょう……』
その一言だけを残し、彼女は逝ってしまった。彼女の言葉に微かに頷くと彼もまた逝ってしまった。
2人の間に何があったのか、それは2人と彼女の弟しか知らない。
誰もが知っている、でも誰も知らない、そんな美しくも悲しい2人の物語
2人が旅立つより昔、彼は言った。
『絶対に君を守ってみせる』と
彼女は言った。
『2人でずっと一緒に居ましょう』
この時彼女達はまだ知らなかった。
自分達を待ち受ける運命の残酷さに……
血だらけで横たわる彼女は同じ様に血だらけで横たわる彼に言う。
『また、逢いましょう……』
その一言だけを残し、彼女は逝ってしまった。彼女の言葉に微かに頷くと彼もまた逝ってしまった。
2人の間に何があったのか、それは2人と彼女の弟しか知らない。
誰もが知っている、でも誰も知らない、そんな美しくも悲しい2人の物語
2人が旅立つより昔、彼は言った。
『絶対に君を守ってみせる』と
彼女は言った。
『2人でずっと一緒に居ましょう』
この時彼女達はまだ知らなかった。
自分達を待ち受ける運命の残酷さに……