架空世界に咲かせる氷の花


「…本当に消えていくのね。」

 セラはさっきの戦いに違和感を感じつつクロに言った。

「それがこの世界だからね。」

 後ろを向いていたアイとユマ以外は軽く青ざめている。
 
「この世界で生き残るにはこれを続けるしかないんだ。」

 その言葉に全員下を向く。

「…気をつけたほうがいいよ。この世界で安心できる場所は作らないとないからね。」

「ユマちゃん。」

「何。」

「比較的敵に見つかりにくくする魔法とかない?」

「あるかもしれない。」

 アイとユマの会話からユマとハルとアイは安心できる場所作り。

 セラとケイとシンは偵察となった。

「ろくでもない世界だな。」

「現実やったら絶対ありえへんよな。」

「あら、光の粒になって消える。という点を除けば割とあるかもしれないわよ。」

「あってほしくねぇよそんな世界。」

 (あってほしくない世界ね)

 ほとんどのチームが様子を見ているのか特に動きを見せるチームは少なかった。

「…なぁ、セラ。」

「何かしら。」

「あれ何かわかる?」

 三人の目の前にいる未成物体。

 スライムのような形をした未成物体だった。

「私にはスライムに見えるわ。」

「なんでスライムがおるん!?」