架空世界に咲かせる氷の花


「おい、セラ。しっかり戦えよ。」

「あなたに言われなくともわかっているわ。」

 ハルが構えると同時にセラに声をかける

 今まで彼女があらゆる事で本気を出していないことを思い出したのだろう。

 (心外ね。私だって命がかかったら本気だすわよ。)

「大丈夫か、戦えるのか?」

 今のところ相手側は魔法しか使ってこない。

 避けながら話している状態だった。

「安心していいわよ。ユマとアイは私が守るわ。」

「…俺ら…」

「男なら自分の身は自分で守りなさい。」

「俺等まだ何も言ってねぇ!」

 セラのかえしにケイが叫ぶ。

 男子軍とセラは涼しい顔でかわしているがアイと、とくにユマはそろそろかわしつづけるのも限界のようだ。

「…私が突っ込むわ。」

 セラが無表情で言う。

「えっお前が!?」

 驚いたように言う。

「何よ、私じゃ不満なのかしら。それとも、私にあの魔法連発軍団の中に投げてほしいのかしら。」