「ねーふたてにわかれない?」
「懸命な判断だね」
クロの言葉によりセラ、ハル、ユマ。アイ、シン、クロに別れる。
「なぁなぁ、クロ。セラと離れても行けるん?」
「戦えないだけで感知能力とかは生きてるよ。」
便利である。
「シン、ふざけないでよー?」
「俺いつも真面目やけど!?」
シンの信用は薄かった。
「ユマ、感知頼むな。」
「了解。」
(人間性のバランス悪いわね。)
賑やかなアイに騒がしいシンを一緒にしなければよかったと思うが、
ユマの戦闘能力を考慮するとこれが一番よかったのだ。
(…仕方ないわ。)
「じゃあ、セラ、後でな!」
セラに全力で手をふるシン。
まるで小学生のよう。
「できる範囲でいいから大人しくしろよ2人共」
ハルがそう言うとセラも言い出す。
「いえ、黙ってなさい。」
「セラ酷い!」
「あら、大人しくできるの?」
「できないけど!」
そんなこんなで別れる3人。
(…あっちは本当に大丈夫かしら。)


