「今の音は?」

「爆発だね。」

「…この世界では爆発も日常判事なのかしら?」

「まさか。」

 セラは考える素振りをするとユウにこう告げた。

「その話はまた今度でいいかしら。」

「あ、はい!勿論です!」

 また今度が出来たことに喜んだのだろう。

 瞳をきらめかせながら帰っていった。

「なんや今の音。」

 爆発音で起きた皆にセラは言った。

「爆発音源に行く事にしたわ。」

 その時のセラの瞳はちょっと輝いていた。

「爆発!?え、爆発したの!?」

 驚くアイを一瞬見る。

「取り敢えず用意してもらえるかしら。」

「何故行くんだい?」

「決まっているわ。」

 不思議そうに首を傾げるクロにセラは楽しそうに微笑む。

「面白そうだからよ。」

 セラは意外と面白い事好きな人間であった。