架空世界に咲かせる氷の花


「いいわ。そんなにシンは投げてほしいのね。」

 セラはシンの腕を掴むと思いっきりモンスターへと投げた。

 その筋力は一体どこから来るのだろう。

「あっぶないなぁ!」

 シンはモンスターの上に立つと槍を刺してバランスをとる。

「そんな攻撃じゃきかないわ。」

 そう言ってセラはモンスターに手を触れ凍らせる。

 シンは巻き込まれかけた。

「よっと。」

 そこにケイが槍で斬りつける。

「シン、頭を使いなさい。例え馬鹿だとしても考える頭はあるのだから。」

「ひでぇ!」

 「その頭は装飾品ではないでしょう?」とシンに向かって言うセラ。

 毒舌である。

「セラ」

「何かしら。」

 ケイに話しかけられセラは振り向く。

「他をまわってくる。」

「わかったわ。シンは私と来なさい。」

「なんで!?」

 ケイはセラとシンとは逆の方に歩く。

 セラはモンスターが光の粒になって消えたのを見てから歩いて行く。