架空世界に咲かせる氷の花


「叫ばないで、馬鹿がうつるわ。」

「馬鹿は伝染病ちゃう!」

 (馬鹿はうつるわよ。)

 シンから少し離れてセラはスライムを見つめる。

「コイツどうする?」

「倒してもいいのかしら。」

「いいよ。むしろモンスターは倒したほうがいい。」

「…こんなめっちゃかわええのに?」

 シンが何故かスライムを可愛いという。

 一体この短時間で彼に何があったのか。

「…別に倒さなくてもいいと思うわ。」

「ほんまに!?なんで!?」

「だって…後ろにスライム以上のモンスターがいるもの。」

 三人が後ろを同時に向く。

 そこには人間の5倍ぐらいの大きさで像のような形をしたモンスターがいた。

 そして像は足を上げた。

「ふ、踏み潰される!?」

「逃げなっ」

「間に合うわけがないでしょう。」

「じゃあ、どうすんだよ!」

「飛ぶのよ。」

 この世界での跳躍力は現実世界の10倍はあるだろう。

 大体地面から4階までは楽に飛べる。

「セラっ髪が面白い事になってるで」

 ジャンプしたときに高い位置で1つにたばねられているセラの髪が舞うのをシンは面白いと言ったためセラの怒りをかったらしい

 余計なことは言うなって事だ。