毎日見る光景だが、やはり微笑ましい・・・


ふっと一人で笑ってしまう。


だがその一方で、きっと自分はこの二人のようにはなれないのだという後ろめたさが残る。


「美優！行こうぜ！」


ふいに圭に声をかけられる。


「う、うん」


私がこんなことを思っているなんて、二人が知ったらどう思うだろう・・・


きっと、なんでそんなことを思うのかと、私の卑屈さに呆れるだろう。


こんな私の性格は、きっとばれてはいけないのだと思う。


「行こっか」


そう心に決めながら、私は学校に向かった。

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