『はぁー。』


『おい、何回ため息つくんだよ。』



おいって、あんたねーーー!

『はぁー。』

言い返すのもめんどう・・・




『なぁ、ここ空き室だよな?』


『あ、うん。けど、誰も使わな・・・』




誰も使わないよ。とさいごまで言えなかった。



急に神崎くんに手を引かれ、空き室に無理矢理連れていかれた。