あれは小学生のころ。

君に手紙をもらった私は、

死ぬほど嬉しかった。

はずなのに、同じクラスの男の子に

からかわれて、つい、皆の前で

「好きなんかじゃない!」

って叫んでしまった。

その時の、君の顔、今でも忘れない。

悲しいような、寂しいような。

どこか笑っているような。

そんな顔を見て、私が教室から、

君から逃げ出した。

だから、私が君に気持ちを伝えることは、

できないの。

好きだよ?

今も昔も、変わらずに

ただ、真っ直ぐに、

君が好き。