二人の気持ち

朝礼が終わって、1限は自習って言われた。
んー何しようかな……。

ん?なんかうるさくない?


「……あっ、いたっ!」


…………聞いたことある声。


「アンカちゃーん。」

……やっぱり……。大竹 陸先輩……。


「アン!?何やらかしたの!?」


失礼だな、実紅。私は何も……あ、ぶつかったわ……。


「ちょっと俺と一緒に来てねー。」


いつの間にか私の所まで来てた大竹先輩は、私の腕をいきなり掴んで、引っ張る。


"キャーッ!"
"なんでアイツなの!?"
"いいなー!"


もう、本当にうるさいな……。


「え、ちょっと、アン!」


え、実紅もくっついてくるの?
まぁ、私はその方がいいけど……。