「遅い!」
ゼーゼーハァハァと息を吐く、私たちにそう言った広瀬先生。
汗だくな私たちに比べて、汗ひとつかいてない。
「ちゃんとチャイム鳴る前に来たんだからいいじゃん」
理香がそう言うと、周りにいた子たちもそれに同意した。
広瀬先生は新卒で生徒にナメられないようにワザと厳しくしてるのかな?とも思う。
休日には恋人と過ごしたりしてるんだろうか。
「澪?ボーとしてどうしたの?」
理香に話しかけられた。
「広瀬先生って、あんなんだけど休日には恋人と過ごしてるのかな?とか思っちゃって」
「ないない!あいつ、絶対に処女だよ。まぁ、彼氏がいたとしても相当のモノ好きだよね。あんな女相手にするんだからさ」
理香はそう言ってゲラゲラ笑う。
そうなのかなぁ?
てか、何でそんなに広瀬先生のプライベートが気になるんだろう。
どうせもいいことなのに。



