「あ、あのさぁ……」
私の身体を離した理香。
「どうしたの?」
「あの、実は澪に隠してることがあって……」
「えっ?何?」
「うん……実は……私ね、水島先生が結婚すること、知ってた……」
理香はそう言って、目を伏せた。
「えっ?」
「水島先生の結婚相手も、知ってるんだ……」
「えっ?どういうこと?」
なんで理香が知ってるの?
まさか理香が結婚相手?
卒業したら結婚の約束をしているとか?
「部活が終わって、帰ろうとした時に、忘れ物に気付いて……教室に行ったら……」
「うん……」
「水島先生が誰かと話してるのが聞こえて……」
「うん……。もしかして、その話してた誰かが結婚相手?」
私の言葉に理香はコクリと頷いた。
……って、ことは、相手は学校関係者?
生徒なのか、教職員なのか……。



