数学準備室に1人。 私は黙々と作業を進めていく。 水島先生、遅いなぁ……。 そんなことを思いながらホッチキスを動かした。 「…………あれ?」 プリントにはホッチキスの針は刺さってなくて、針がなくなったとわかったわけだけど……。 針の替えがない。 どうしよう……。 水島先生はいつ帰って来るかわからないし。 電話中だけど、替えの針がどこにあるのか聞くくらいならいいかな。 私は椅子から立つと、数学準備室を出た。