「ちょ、ちょっと待ってよ!何で私が聖と……」
学校でも毎日顔を合わせて、何でプライベートでも毎日顔を合わせなきゃいけないのよ。
家が隣ってだけでも嫌なのに。
最悪……。
「だから、お前が心配だからって言ってんだろ?」
「別に心配なんかしてもらわなくてもいいよ」
いくら聖とは言え、期間限定とは言え、この空間に男と一緒に暮らすなんて……。
パパとママにバレたら……。
「俺、お前の惨殺された姿とご対面したくねぇよ」
聖はそう言って少しションボリした表情を見せた。
「ちょ、惨殺って……」
人のことを勝手に殺さないでよ。
「人間なんてな、わかんねぇんだよ。優しいと言われてた人が急に豹変したりするんだよ」
「だからって……」
「お前の社会の評価を1にしちゃおうかなぁ……」
聖はそう言ってチラリと私を見た。
それは困る……。
てか、聖ならガチでやりそう。
「…………わ、わかった」
こうして私は聖と期間限定で同居することになりました。