「何で真正面から向かわないの?こんな姑息な手を使うんじゃねぇよ」 「あなたにはわからないですよ……」 「はっ?」 聖が不機嫌な声でそう聞き返した。 「女性には困っていないあなたのようなイケメンには」 男はそう言って、聖をジッと見た。 「はっ?お前に、俺の何がわかるっつーんだよ!」 聖は声を荒げ、ソファから腰を浮かせ、今にも男に食ってかかりそうな勢いだった。 「聖!」 私が聖を抑える。 聖は深く息を吐くと、ソファに座り直した。