聖の部屋。
リビングのソファに聖と私が座り、男はフローリングの床に正座していた。
「お前、本当にいいのか?無理しなくていいんだぞ?」
「大丈夫」
そう言ったけど、私の胸はドクドクと激しく脈を打ち、身体は微かに震えていた。
聖が男の方を向いて、冷たい視線を送る。
「何でこんなことした?」
冷たい口調で男に話しかける聖。
聖の問いかけに何も答えず、ただ、じっと下を向いたままの男。
「おい!聞こえてんだろ?なぁ?」
聖の怒鳴り声に男の肩がビクッと揺れる。
プルプルと肩を震わせている男。
すると、突然……。
「す、すみませんでした!許して下さい!」
鼻をズルズル啜りながら、男はそう言って土下座をした。
「あぁ?犯罪紛いなことしといて、許して下さいはねぇだろ。それで、はいわかりました。とでも言ってもらえると思ってんの?なぁ?」
「もうしませんから……本当にゴメンなさい……」
聖の言葉に、謝り続ける男。



